すこし心に余裕ができたので久しぶりに映画を。
まぁブログに書いてないだけで古い映画とかたまに見てるんですけどね。80円だし。

さて今回見たのは「ポテチ」
原作は伊坂幸太郎
全国公演は2012年5月。

なぜこれを選んだか。
圧倒的に短いから! 
 全編で68分。

さてここからはネタバレありですよっと。




主人公 今村の職業は「空き巣」空き巣に入ったところで聞いた留守電によって彼女と出会い
留守電によって事件に巻き込まれます。(いや、まぁ空き巣が事件なんですけど)

タイトルの「ポテチ」は途中、彼女にコンソメ味のポテチと塩味のポテチを間違えてしまうところから。
「塩味も食べてみたら意外に美味しいかも。コンソメ食べたい気分だったけど、塩は塩で食べてみると良いもんだねって。間違えてもらってかえって良かったかも」 
この一言で主人公は号泣してしまいます。

この時点ではただのキモイ男です。

ただ物語が進んでいくにつれ涙の理由がわかります。
そして今村がこだわるある野球選手との関係も。

今村と、プロ野球選手尾崎は同じ病院で同じ日に生まれました。
感の言い方はお気づきでしょうか。そうです、彼らは取り違えられた子供だったのです。
それを知っているのは今村とその上司黒澤(まぁ空き巣の上司ってなんだよってとこですが)しか知りません。
それを黒澤から聞かされた彼女は、なぜ主人公が泣いたのか。その理由に気付きます。
「もっと優秀な子どもの親になったはずだった」
今村は母を思って涙したのです。

最終場面は尾崎が今村の(そして本当の母の)前でホームランを打ちます。

そのホームランにいろんな人の思いが詰まってます。
その思いを見て感動し号泣。

まぁ「もっと優秀な子どもの親になるはずだった」の時点から泣いてたんですけどね。


自分がもっと優秀な人間だったら家族はもっと喜んでくれただろう。そんなことを考えながら見てしまいました。

なんでこんなにダメな人間になってしまったのだろう…
そんなことを考えてたら2時間経ってました(ゆえのこの時間)


良い映画だけど、自分の情けなさを再実感してしまいました。

公式サイト(?)はこちら

どうでもいいけど、木村文乃が可愛すぎるぜ